2011年1月13日木曜日

2月21日、ローカリゼーションマップのセミナー

2月19日(土曜日)に開催する勉強会「エスノグラフィックインタビューで異文化市場理解を試みる」は告知後数時間で定員の半数以上の参加希望がありました。日常生活をどう文脈的に捉えるかについて高い関心があることを示してくれています。

さて、ローカリゼーションマップウィークの第二弾は2月21日(月曜日)、「異文化市場をデザインを通じて理解するーローカリゼーションマップへの試み」。昨年11月、新宿のリビングデザインセンターOZONEで同じタイトルのセミナーを 行いました。今回は、その発展系です。一方的に講師が話す形式ではなく、カジュアルなムードのなかで参加者の皆さんと意見を交わしながら進めたいと思いま す。よくある最初にプレゼン、残りの時間がQ&Aではなく、最初のページから「フォントが悪い!」と文句をつけてください 笑。そのあと、東京タワーを眺 めながらワインを片手に皆さんで雑談しましょう。おつまみは、アートやデザイン関係のイベントのケータリングを専門にする噂のフルタヨウコさんに用意してもらいます。


参加希望者は、anzai.hiroyuki(アットマーク)gmail.com かt2taro(アットーマーク)tn-design.com までお知らせください。このテーマについて積極的な発言や行動をしてくれる方、大歓迎です。場所は麻布十番駅より0分(麻布十番1-10-10 ジュールA 8F)。Retired Weapons プロジェクトなどを世に出してきたドリームデザインのスペース(上の写真)です。

日時:2月21日(月曜日) 1830~2000(セミナー) 2015~2200(懇親会)

テーマ:「異文化市場をデザインを通じて理解するーローカリゼーションマップへの試み」

「国内市場だけではやっていけない、海外進出をしないとどうしようもない」と語るビジネスマンが多くいます。しかし、どう前進すれば良いのか分からなく、一歩を踏み出せない企業も多いの現状のようです。

日本企業が海外市場で成功していくための鍵は視点としての「現地適合=ローカリゼーション」であると私たちは考えています。そのため には、国や地域によっても違う文化を踏まえ、生活者から眺めた市場理解が必要です。今回は、その理解の仕方の一つをデザインから掘り当ててみます。

道案内の地図の書き方一つとっても、そこに文化の差異がみえてきます。 目に見えるあらゆるモノやコトのデザインを通じて、日常生活を理解していく。例えば、ヨーロッパの街と日本のそれを比較して気づくことが、台所にも同じよ うにあるのです。日用品、家具、自動車、食などいくつかの事例から異文化市場の理解してみましょう。そして、これをベースとしたジャンルごとのマッピン グ=ローカリゼーションマップの試みを説明します。

ローカリゼーションマップの目的と考え方は以下に要約できます。

→ローカリゼーションマップは、多くの専門家にいちいち聞くことなく、ビジネスの現場で「この市場はこんな風に理解すればいいだろう」という勘を持つことで余計な不安を取り除くことを目的としている。

→ひとつの業界だけでなく、複数業界を眺め渡すためのツールを作ることが目標。ある業界においての常識が、他の業界で有効な見方として使われることもある。その凸凹を見渡すと全体図が描ける。

→なるべく日常生活に近い事例やそこにある落とし穴を見つけながらロジックを理解することをベースとする。

定員:50名

参加費:3000円(懇親会費用を含みます。つり銭のないようご用意くださると助かります)

講師:日経ビジネスオンラインでの連載「異文化市場で売るためのモノづくりガイドーローカリゼーションマップ」の執筆者

安西 洋之(プランナー)
1958年横浜市出身。上智大学文学部仏文科卒業。日本の自動車メーカーに勤務後、イタリアでビジネスプランナーとして独立。現在、ミラノ在住。デザイン、食品、文化論などを活動領域とする。著書に『ヨーロッパの目 日本の目――文化のリアリティを読み解く』がある。
ブログ「さまざまなデザイン」 Twitterは@anzaih

中林 鉄太郎(デザイナー、デザインディレクター)
1965 年東京出身。桑沢デザイン研究所卒業後、建築設計と工業デザインを手掛ける黒川雅之建築設計事務所に入社。プロダクトデザインを担当し10年目に退社後、 1997年テツタロウデザイン開設。文具、日用雑貨から住宅設備機器などのデザイン、中小企 業へのデザインディレク ションも行う。社団法人日本インダストリアルデザイナー協会正会員。日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師。Twitterは@designer_tetsu

主宰:モバイルクルーズ株式会社(安西洋之が代表取締役の会社)

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