日本滞在中に感じていることを、ブログ「さまざまなデザイン」に日本のものづくりや市場づくりに関する問題点に絞って記事を書いています。以下です。
http://milano.metrocs.jp/archives/1682
http://milano.metrocs.jp/archives/1687
至極あたりまえながら、「深くよく考える」ところにしか解決策がありません。そこを飛び越えて、よい商品やデザインが生まれようがないはずです。それなのに安易な自己規定や時代規定が闊歩しているのが現状。これをみるにつけ、ぼくの危機感は募るばかりです。
ぼくはヨーロッパ市場で売れるための戦略や意味を考えながら、その一方で、日本の産業界の問題点に思いをはせているわけですが、きわめて比ゆ的に言えば、すべての人が自分のもっている現状認識をワードに書きつめていくところしか始まらないという気がします。それをお互いが読み合い、問題点を指摘していく。これはパワーポイントの世界ではだめです。あまりに曖昧な言葉と論理が助長されるだけです。PPTだけでは問題点が浮かび上がってこないのです。
自分たちが苦手と思い込んでいるところ、あるいは強みだと思い込んでいるところ、これらは本当に能力的な問題として定義されるうることなのか? そういう点への突込みがあまりに甘い・・・そういう認識をもっています。
そこで、日欧産業協力センターで実施したようなセミナーをいろいろと角度を変えながら、ある時期、連続的に行っていく必要があると痛感するに至りました。それも、まさに今、皆が新たな道を探し求めているこの今、やっていくしかないでしょう。この秋をめどに、どれだけの場を作れるか? そういう目標で、動き始めました。
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