http://milano.metrocs.jp/archives/1718
欧州では、クルマが「文化」として、人々の日常生活に溶け込んでいます。 その意味でも、トヨタが「クルマ文化を学ぶ場所」として、引き続き重要な地域でもあります。 私は、もっとクルマと人の距離感を縮めるために、欧州のような「クルマ文化」を、世界の各地域に、広げたいと願っています。
ヨーロッパのクルマ文化が肯定的に捉えられています。文化としてクルマが日常生活に溶け込んでいるとは、かつて長い間言われてきたことは確かですが、「今の今・・・トヨタの社長が、そこに学ぶべき点とあえていうことがあるとしたら、それは何を指すのだろう?」という疑問が出ないわけではありません。「クルマは下駄だ!」という考え方が日常生活レベルであるという意味であるなら、それは日本においても、そういうことがかなり定着し、だからこそ、「もう下駄は不要」という意見も出てくるのではないかとも思えます。
人とクルマの距離感をいうなら、これはクルマに限った話ではないのではないかという気がします。まずは、人と人の距離感から考えていくことではないかと感じています。あるいは機械と人間のインターフェースを問題の視野に入れた発言かもしれないとも想像します。とにかく、全てをひっくるめて、自社製品にまだ不足感があると認識していることにはかわりません。その不足を補うものが、ヨーロッパにヒントとしてあると考えているのでしょう。
今後の動きに注視していきたいと思います。
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