2009年6月30日火曜日
「世界の都市ランキング」はビジネス
最近、英「エコノミスト」「モノクル」の世界の都市ランキングが発表され、どこの街がいいかの判断基準が話題になっています。そういうなかで、ランキング自身がちょっとしたビジネスになっているという記事を読み、これも「ヨーロッパ型ビジネス」の一つかな?という気がしました。
http://www.swissinfo.ch/eng/front/Rating_the_city_rankings.html?siteSect=106&sid=10892465&cKey=1246284522000&ty=st
上記ではグーグルの拠点となったチューリッヒが上位に入っていることを例に、こうしたランキングで上位に入ることが企業誘致上でもメリットがあるとしていますが、このランキングの基準を生み出す創造性自身にヨーロッパの強さがあるのじゃないかとも思います。仮に「年中、水着でリラックスした時を過ごせること」というのが基準であれば、ランキングで上位の北欧やスイスの街は片っ端から不利になります。赤道付近が圧倒的に有利になります。だから、そういうことは入れないのでしょう。だいたい気候は温暖なほうが過ごしやすいに決まっているのですが・・・。
また、「夜中まで騒いでも近隣から文句を言われにくい」「街中で女の子を見るために振り返っても大丈夫」という項目でもあれば、南ヨーロッパの街は上位にあがってくるでしょう。しかし、そういう過ごしやすさも、こういうランキングの基準にはありません。どちらかといえば、恵まれない街を救うために作られたようなランキング基準です。
でも、とにかく、こういうランキングで上位に入ると、優秀な企業を誘致できるなら、もっとランキング作りの主導権をとることが大事でしょう。モノクルはたった数年前に創刊された雑誌です。外国企業に日本に投資をしてくれとPRをする活動も重要ですが、こういうランキングを自分で作るという発想も必要なんだろうなと思います。
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