2009年7月20日月曜日

ヨーロッパ企業の対日消極性




ヨーロッパ企業が日本進出にあまり積極的ではないことは、今に始まったことではなく、随分以前から気になっていますが、昨日、その消極性が「漠然とした不安」に基づいていることをあらためて確認し、どうしたものだろうかと思っています。その昨日のエピソードは「さまざまなデザイン」(下記)に書きました。

http://milano.metrocs.jp/archives/1820

あれがなくなったらいい、これがなくなったらいいということではなく、何らかの具体的な情報より、多くの間接的に耳にして目にする情報というのが如何に影響力があるか。ブランド構築の反証のような話です。中国のことも、否定的なニュースや経験を沢山しているのに、まだ「その気になる」確率が圧倒的に高い。

人は全ての情報を1から10まで揃えられるわけではないので、どこか不透明な部分で「前進か、停止か、後退か」を判断していかないといけませんが、日本へのアクセスに思い至る決定的な部分で何かが日本側に欠如しているとしかいい得ないとするか、それに至るためのヨーロッパ側の文化的特性がどこかで邪魔をするのか、かなり漠然としたテーマですが、もう一度深く考えないといけないなと思い始めました。

「日本文化部」を作るということではなく、「ヨーロッパ文化部」のコンセプトとしてもっと織り込むべき内容なのでしょう。

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