A: いやぁ、民主党の考えがいいかどうかより、まず変わることが重要だったから、いいと思うよ。そりゃあ、できないことは沢山あるし、失敗も数多だと思う。でも、政権が変わらないよりはいい。
I: そうだよね。アメリカの新聞も騒いでいたけどね。
A: うん、鳩山論文とかね。反米、反グローバル主義とか・・・。
I: でも、あれは日本国内向けなんだから、それはそれで分かるよ。そうなんでしょう? アメリカ人もああやって牽制しているだけだからね。
A: そう、国内向けが外に出たわけだけで、色々と脇が甘いとか言われているけど、メディアも出来レースだからな。それなりに神経を使う必要はあるけど、神経症的に萎縮することはまったくないよね。
I: ベルルスコーニみたいにならないとね(笑)。
・・・・という内容なのですが、この最後の「ベルルスコーニみたいにならないとね」というのは、イタリア首相が18歳の女の子に熱心だとか、ローマの邸宅にコールガールを大勢呼んで金を渡したという一連のスキャンダルです。これがイタリアの新聞だけでなく世界各紙に広まり大いに叩かれているのですが、イタリアは政治家の私生活はほっておくべきという考え方も強いこともありますが、私生活にも厳しい国のメディアはここぞとばかり報道しています。本人に直接聞いたわけではないので真相は知りませんが、メディア王といわれるベルルスコーニは報道のからくりやメディアの一過性を熟知しているので、よくも悪くも話題に取り上げられることがPRの極意であると思っている節がありそうな気がします。つまり、どんな世界各国から合唱のように批判されようが、そう「神経症的な萎縮」が見えません。これを指しています。
I: でも、民主党で大きな変化があるのは何なの?
A: 大きな政府になるのではないか?ということを指摘している人はいるね。だいたい、今の時代、大きな政府は時代遅れで、小さな政府がトレンドだといってね。確かにそういう流れがあったけど、経済恐慌で方向ががらりと変わったよね。いいか、わるいかではなく。
I: えっ、そんなことを言っているのか?オバマの動きなんか明らかに大きな政府に目が向いているし、ヨーロッパでは常にフランスがそうだった。ドイツや英国だって、じょじょに大きな方に議論が言っているよね。
A: なんかね、トレンドの定義にもよるけど、どうも世界のトレンドが見えているようで見えていない人が多くてね。
どこで読んだか忘れましたが、政府だけでなく企業も大企業の価値が見直されている、時代は大きい方へ移行しつつあるという記事がありました。「トレンドにのっていなくても、小さな政府を目指すべきか」という問いかけが必要な時期に、「トレンドだから、小さな政府」というのはピントが外れているのではないかと思います。どうもトレンドの掴まえ方自身がどうもしっくりいないな、と思っているところです。どうしても「片手落ち感」がつきまとうのです。
>時代は大きい方へ移行しつつあるという記事がありました
返信削除Aさん! 小生思うに企業は<小さい方>を望んでいると思いますヨ。
合併を進めて巨大化を図りながら、ヘッドクオーターは小さな政府である<持ち株会社>ホールディングの形態を採っているのがトレンド(小生に言わすと馬鹿のヒトツ覚え)のようです。
大企業の経営者と言えども所詮サラリーマン・・・彼らに給料以上を求めること自体が無理なのです。
しかも、<大本営>意識から脱皮出来ないマネージメントでは、折角の合併も効果は期待出来ないと思います。
政権交代を成し遂げた(?)民主党もご同様で、<経済諮問会議>の向こうを張って<国家戦略局>を作ったようですが、所詮<戦略>の意味すら知らない方たちの<言葉遊び>に過ぎません。
この国にも欧米にも<中央集権=大きな政府>はソグワナイのです。
潰れる地方が有り、繁栄する地方が有る・・・これらを一纏めにする事は、歴史学的・心理学的に見ても無理だと思います。
リヒテンシュタインやモナコのように無税の地方自治体が有っても良いし、スイスのようにお金持ちの洗濯場が有っても良いと考えます。
現代のように情報が発達した社会には、大小に関わらず<政府>なんぞは不要とも言えるでしょう?
特に<大きな政府>は!!!
ここでは、トレンドの見方の話しをしているので、大きいのがいいか、小さいのがいいかではないのですが、ぼくが思うのは、何を小さいというのか、何を大きいというのか、そのサイズの見方が見直されている印象はもちます。
返信削除コメントありがとうございました。