2009年5月2日土曜日

デンマークの社会主義者




メーデーにちなんだ記事で目を引いたのが、これです。デンマークの記事です。

http://politiken.dk/newsinenglish/article701442.ece

若者の労組離れという現象がありながら、調査によると三分の一の人達が「私は社会主義者である」と答えています。従来の社会主義と、もっと緩やかな共同体重視的な意味合いで社会主義と名づけている、二つのカテゴリーが混合しています。

右翼と左翼という区別もそうですが、何が右で何が左というのは、極めて定義づけが難しく、時代、国、テーマによって同じ内容が右にいったり左にいったりします。この調査をみて、「社会主義者」というのもポジションが変わりつつあるだけでなく、定義そのものが変化してきていることがわかります。人々がそう思い、そう使い始めれば、定義は変わるものです。

それが北欧の一国、デンマークでこういう変化が起きている。今後、フォローしていこうと思います。

2 件のコメント:

  1. また、ご紹介いただければ、直接投稿いたしたく思います。soviet union に端を発する、って、改めて新鮮です。成熟した社会では、最早、振り返ってもsoviet unionの意味が違っている気がします。労働者自体の、感じが違ってきている気がします。現代では、デンマークの運動者の感じが、一番起点になりうる、とのではないか、という。

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  2. コメントありがとうございます。

    おっしゃるとおり、新鮮ですね。一方、多分、この数年で更に大きな力をもつであろう中国は最近、共産党の独裁でいくのだと強く表明したようですし、あらゆる定義と価値が変貌していきますね。

    またのコメントを歓迎です。

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