2009年7月1日水曜日

デンマークのDV




先日、スウェーデンのおけるヘイトクライムの報告書について触れましたが、今日はデンマークの女性救済のための国立センターの報告。

http://politiken.dk/newsinenglish/article743754.ece

2008年、このセンターに駆け込んだ女性の数は14%増加していますが、それは家庭内暴力が増えたというより、公的機関に助けてもらえることが分かったことにより訴えが増加したとセンターはみています。そして特徴的なのは、物理的から心理的へと女性が訴える暴力の中身が変わっていることです。2007年、前者が96%だったのが、2008年は76%になっています。

もちろん、これは暴力の「意識化」という側面があります。ただ、それだけでしょうか。人々の心がより敏感になりつつある、何らかの社会的要因があるのではないかということをぼくは考えます。青少年の非行現象が英国から大陸に東進する傾向を以前書いたことがありますが、もう一つの動きとして、北欧から南進することもあるので、この領域に対する記事に今後気をつけたいと思います。






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