2009年3月28日土曜日
スウェーデン学生の外務省人気
今日、以下でスウェーデンの学生の人気就職先が、イケア、グーグル、外務省と並んでいるのをみて驚きました。あまり給与が良くないという評判のイケア人気もやや意外ですが、これは記事にあるようにブランド力の強さが魅力というのは分かります。それより外務省に就職したいという学生が多い(この場合、法学部系です)のは、何故だろうと思います。
http://www.thelocal.se/18498/20090327/
イタリアの理系学生の人気一位にフェラーリが挙がっていたことがありますが、これまた随分と分かりやすいとの感想を抱いたことがあります。ぼくはヨーロッパの大学生の就職先人気については、日本と同じで米系金融会社やコンサルタント会社が上位に並んでいる以上のことは知らなかったので、この外務省人気に意外性があると思うのは、もしかしたら的外れかもしれません。ただ、ぼくは、外務省は比較的発展途上国で人気のある就職先だろうと想像していたのです。航空会社の乗務員と比べるのが適切かどうか分かりませんが、職業的特権でしか外国に出かけにくい環境が、航空会社や外務省を求めるのかと偏見がありました。
この国は中立政策をとっていますが、そうしたポジションにいることが、外交のポジションを国内で高め、それが就職先人気に繋がっているのだろうかとも想像します。いずれにせよ、外交官が人気のある環境とはどういう条件をもつのか、少々興味がでてきました(スウェーデンは公務員が多い国ですが、そのなかで外交官はマシということなのか?とも考えたのですが、もっと積極的な意味があるのではないかと期待したいです)。そんなとき、スウェーデンの外貨収入源のトップは音楽産業であるという記事を読み、またまた好奇心がでてきました。この音楽産業の内訳には、ミュージシャンのプロモーションビデオの撮影も含まれ、その規模が膨大ともありますが、ここにもぼくの知らないスウェーデンが語られていました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20090325/190043/
この記事では、知識産業の育成に力を入れていく点に焦点をあてています。工業のグローバル化がそうした方向を促すということですが、日本の場合は、工業をベースにどう知識社会を作るのか?というテーマになっていくのだろうと思いながら、この記事の2回目を楽しみに待ちたいと思います。
因みに、同じく知識社会を強く意識している、フィンランドの移民受け入れに関する調査結果もあわせてリンクを貼っておきます。極めて微妙な社会的バランスの上に、こうした話が成り立っていることを忘れないために・・・・。
http://helsinkitimes.fi/htimes/index.php/domestic-news/general/5561-attitudes-to-immigration-harden-in-finland-hstns-poll-
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