2009年2月17日火曜日

ヨーロッパ文化部の事業について

八幡康貞さんから、昨日アップした「ヨーロッパ文化部は何をするか?」に対して、ご意見をいただきました。日本における外国人ビジネスマンの学習プロセスを追うことで、日本人のヨーロッパ戦略の参考にするというご提案です。なるほどと思いました。以前、芥川賞をとった中国人作家を囲んで、イタリア人とドイツ人(?)の鼎談が月刊文芸春秋に掲載されていたのを思い出しました。あれを読みながら、ヨーロッパにおけるわが身を考えました。


この問題を考える上で、もう一つの視点を提案したいと思います。

東京などで、海外の市場やビジネス、あるいは金融。
証券関係の仕事をしている人々は、多いと想うのですが、その人たちは、きっと割に身近なところに、日本のビジネス社会にスッポりとハマって、水を得た魚のように自由に活動しながら、日本のビジネスパートナーと密度の高いコミュニケーションをしながら、大きなビジネス上の成果を上げている人が、色々な業種で居ることに気がついていると思います。

そのような人々についての、社会心理学、
あるいは社会学的なリサーチはほとんどなされていないと思われますので、文献資料は少ないと思いますが、彼らが、どのような教育・訓練を経験し、どれほど日本的な考え方や行動原理を理解把握しているか、どのように日本語を使いこなしているかというような点について、体験的な実例を持ち寄って、分析的な目で見直してみることが必要であると思います。

そうすれば、日本のビジネスマンが、
ヨーロッパのビジネスの世界で、ヨーロッパのマーケットで、どのようにアプローチを準備し、どのような視点からヨーロッパの社会を把握すべきか、実践的なヒントが得られるのではないでしょうか?

難しいと言われる日本のビジネス界で、
成功している外国人ビジネスマンの行動・思考様式を分析的に把握して、そのパターンから学び取る、ヒントを掴むという視点です。

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