2009年2月16日月曜日

ヨーロッパ文化部は何をするか?




このブログの一番最初に書きましたが、ヨーロッパ文化部は下記のような事業を考えています。もちろん、基本的にヨーロッパ文化に関することに限ります。

1)セミナーの企画・実施
2)TV・雑誌・書籍の企画と製作
3)事業コンサルティング

そこで、今、1)のセミナーの構想を考えています。ぼくは対象を三つにするべきかなと思案していて、その三つとは以下になります。

a) 大学などの教育機関
b) グローバルメーカー
c) デザイナーや建築家(主に若手)

a)  に対する狙いは、将来メーカーで商品企画などに携わる工学系の学生達に対してヨーロッパ文化を例に、文化の見方のヒントを提供することです。文科系と理科系の横断的講義は増えているようですが、ビジネスの現場での文化的リアリティにどこまで迫れるか?という点で不足感があるのではないかと想像しています。

b) に対しては、やはり企画系がメインになってくると思いますが、まず最初はグローバルメーカーの幹部クラスにヨーロッパ文化を理解する意味と目的を知ってもらうことからはじめるべきでしょう。その後に、ヨーロッパに駐在している人達も対象になってきます。多くの実務経験を一つの体系にどう置き換えるか?がキーになってくるかもしれません。

c)  実際に手を動かす若い人達に、より具体的な次元で、ヨーロッパ文化の「入り口」を知ってもらうことが大事だろうと思います。日本の各地で地場産業の掘り起こしと、その製品の海外輸出を促進するプロジェクトが、経済産業省も絡んで実施されています。これらのプロジェクトにプランニングやデザインに関わる若手デザイナーが対象となるのではないか、と考えています。

この5月に上のb) とc) を別々に実施できないかと構想を練っているところです。とりあえず今週にでも企画のドラフトを作成してみます。

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